大隅倫理法人会 女性委員会 主催
テーマ  『輝いて生きる』

              講 師 : (社)倫理研究所 参事 津々木 昭子 氏
              日 時 : 平成21年1月15日(木) 午後7時〜8時
              場 所 : かのや大黒グランドホテル
              参加料 : セミナー(無料)、懇親会(2,000円)


『ハイ』という言葉でますます輝いて
 夫婦の親愛、親への敬愛、子への慈愛を

 津々木氏は、北海道小樽市に生まれ、昭和51年に
 倫理法人会に入会し、以後上級指導員、倫理経営
 上級インストラクター、生活倫理相談士を歴任、
 平成18年度から倫理研究所法人局参事。

  坂元女性委員長が『女性は家庭があると、朝の
 早い時間はどうしても出て来られないという事も
 あり、こうして夕方からの女性セミナーとして開催
 させてもらい、これだけの方にお集まり頂いて
 本当にありがとうございます』など挨拶。
 『北海道で生まれ神戸に住んでいますが、倫理
 に入会させてもらって34年、それまでの夜型から
 朝型の生活へガラリと変わった。そして自分だけ
 でなく周りの人とともに勉強をさせて頂いてきま
 した。マザーランドという言葉があります。

 母の大地ということで素晴らしい生まれながらに
 して女性が持っている、全てのものを包み込んで
 いく、鳥や動物、草も木も、きれいなものも汚い
 ものも育んでいく大地、女性は全てのものを受け
 入れる、そういうものです。
 今日は、薩摩町からどうやって来ようかと思って
 いたところへお電話頂き迎えに来てくれるという
 そして霧島を通りきれいな海岸線に出てもらって
 桜島を見ながら、とても癒されて喜びと感動の中
 に来ましたが、こんな自然がある中で大地のよう
 な存在である女性のその責に立ち返った時、夫や
 子供、病気や悩み、苦難は一時に消え去っていく
 ものです。

 真を知りやっていくうちにそういう
 ところまで動かす、生み出す力を持っている。
 ただ赤ちゃんを産むというだけでなく、子供や
 家族の健康も能力も生み出す力を持っているの
 です。
 私も倫理を学ぶ前の私と、学んでからの私と大き
 く変わりました。ミシン1台からコツコツ仕事をし
 だんだん大きくなって企業として発展していった
 会社があり、夫婦一つになってやってきたはずが
 経営が大きくなっていったところで、お互いの
 感謝の気持ちを忘れた時に2億円の負債を抱えた

 今につぶれるよと危機感を持った時に、倫理の中
 で家庭を良くする、明るい心を持ち「ハイ」と
 いう返事を実践していった。当たり前のことを
 心を込めてすること、妻に対して何を実践なさっ
 たかというと「ハイ」という美しい返事をし
 夫婦が一致した時にすばらしい発展がある。
 
 本当だろうかと思われるかもしれませんが、男と
 女と対立するのでなく、合一する、つまりハイと
 言う言葉で結ばれる時に全てが生成発展していく

  甲状腺がんを患い指導を受けに来られ、その時
 は大して大きな家でもないのに、夫婦別々に休ん
 でおられたが、病気になりわらをもすがる思いで
 来られ、手術を受ける時に一番身近で看病をして
 くれたのが夫であり、背中をさすり、肩を揉んで
 その優しさに涙を流した。同じ主人のはずなのに
 本当はこういう優しい主人だったということを
 気付かないでいた。

 それから心が明るくなり積極的になって、
 これまで年より老けて見られていたご主人も
 明るく青年のようになった。
 そして病気だけでなく夫婦の関係も良くなってき
 た」など語り、自分の夫婦関係についても、体験
 をもとに語られ、
 「ハイ、という言葉で私も変わり、家族も家庭も
 変わってきた。例えばボタンをつけてくれという
 のを、すぐ『ハイ』と答えるのと『後でね』と言
 うのとは安定感が違う、まず夫婦は聞くというが
 大事で、全力で聞いてあげる。お互いが信頼を
 しあう中で生まれてくるのが、夫婦の中では信愛
 生命の基である親に対しては敬愛、いつくしんで
 育てていく子供に対しては慈愛を持って、この
 愛1つでゆるぎない家庭ができる。そこには
 登校拒否や家庭内暴力とかもない。

 何が『ハイ』なのと言うかもしれないが、その
 実践で明るい心になり、希望を持ち目的を持って
 喜んで働いていくこと、『ハイ』という言葉を
 もう一歩心を込めてますます輝いていってくだ
 さい」などと話された。

 (南九州新聞より)